その三、テーブルサイズの会話
レストランで大きな声でのおしゃべりはお控えください。
私がいつもテーブルマナー講座で利用している、あるレストランでの話。そのお店はオフィス街にあって、小さいですがフランスの家を思わせる落ち着きのあるお店です。テーブルの間隔は広くはないですが、講座とはいえ大きな声を出すわけではないですし、ほどよく周りに配慮をしつつ利用させてもらっています。
また、貸し切りではないので、他のテーブルにもお客様がいらっしゃいます。なので、他のテーブルで話声がしているときに私も話し、少しでも沈黙があれば私も黙るという配慮をしています。
ところが、女性が3名いらした席は、大きな声で笑ったりしゃべったりして、うるさいと言える状況が終始続き、まるで、自分たちのテーブル以外の景色は全く視界に入っていない様子でした。
その後にまたお店を利用させていただくと、お店の中に似つかわしくない衝立が設置されていました。雰囲気が変わったので理由をお店の方に伺ってみると、先日のうるさい状況にかなりお怒りのクレームがあったとのこと。あちゃ~って感じです。
ほとんどの方は、レストランで大きな声で話さないといのは、電車の中で騒がないというのと同じぐらい認識されていると思いますが、声の大きさは自分ではわからないもので、話が盛り上がると大声になってしまうこともあります。
しかし!レストランでの会話は十分にご配慮いただきたい。隣の席まで会話が聞こえるのはNGです。なので、テーブルが小さければ小さいほど、声も小さくするのがマナー。また、テーブルが大きくても、両隣りの方に聞こえる大きさで十分。これがテーブルサイズの会話です。お隣りを通り越しての会話はぜひお控えください。
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