今年も押し迫る中、和食の講座を開催しました。お席は、向かい合わせにならないように、斜めの配置でご用意くださいました。コロナ対策ですね。お店自体がとても広く、そして趣きがあり、生徒さんにも安心して受講していただけるお店です。
前菜には、まず季節を楽しむお料理が出されます。こちらは、南瓜のお豆腐を根芋の胡麻クリーム掛け、上にはクコの実が乗っています。器もとても素敵でした。ここでの美しい食べ方として、お豆腐の食べ方ですね。みなさんはどんな風にお箸を入れますか?
おそらく、お箸で十文字に切ると思います。が、ちょっとの工夫でとても美しい食べ方ができるんですよ。それは…
お豆腐の中心に片方の箸を入れて、もう片方の箸は豆腐の外側に置き、外側の箸を中心の箸に寄せて豆腐を切ります。縦と横に切れば、一口サイズの1/4カットになります。
あとは、最初の中心を軸に、片方の箸を豆腐の外側に置き、そこから中心の箸に寄せて、1/4ずつのカットをしながらいただきます。つまり、いきなり最初に十文字にカットしないということです。これが美しい食べ方になります。見ていて、とても上品な食べ方です。ぜひやってみてください。
会席料理をそれぞれ堪能(お造里の写真を忘れました)。最後のデザートは、苺のババロアで、とっても美味しかったです。形的に羊羹と共通しているので、美しい食べ方をご紹介します。この場合は、一旦倒して安定させます。そして、フォークまたは爪楊枝を寝かせて切り入れていただきます。
一つ一つの美しい食べ方、所作を説明しながら楽しくテーブルマナーをレクチャーしています。今回もみなさんに喜んでいただけました。ありがとうございました。
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