第210回「食べる理由で食べ方がわかる」講座

こんにちは。毎週日曜日および祝日、時々平日と土曜日にテーブルマナー講座(洋・和)を開催しております。

今月は和食の講座が人気で、私のお気に入りのお店『和食割烹 ます田』さんへ3度伺います(今回で2回目)。店内はカウンターがメインで、テーブル席は1つしかないため毎回3名までの募集です(私を含めて4名)。また、こちらのお店は1日3組限定というこだわりです。

さて、和食というのは普段から慣れ親しんでいるものですが、懐石・会席料理となるとちょっと敷居が高く感じるのではないでしょうか。

なぜなら、素敵な器で一品ずつ目の前に出されるスタイルで、お料理も「美味しそう」より「美しい」という言葉が先に出るところに、特別な緊張を感じるからではないでしょうか。

ということで、普段の食べ方で食べていいものか…と、美しい料理を目の前にして戸惑うと思いますが、食べ方にルールがあるわけではありません。それより、美味しい食べ方を知ることです。

たとえば、お造り(刺身)はご自宅や居酒屋さん・定食屋さんでもいただく機会は多いと思いますが、刺身と一緒に「妻」や「けん(野菜を細かく切ったもの)」が添えられています。

これらを食べない方もいらっしゃいますが、それぞれの刺身を最後まで美味しくいただけるように添えられていますので、刺身と交互にいただきましょう。

また、妻やけんを醤油につけて召し上がる方もいらっしゃいますが、妻やけんは刺身の種類が変わるときにお口直しとしていただくという意味があります。ですから、妻やけんに醤油をつけて食べるのでは、ずっと口の中が醤油の味になってしまって、数種類ある刺身を美味しく味わうことができません。もったいないですね。

また、大葉と大根のけんが一般的によく添えられていますよね。あの大根のけんも、刺身と刺身の間で食べ、残ったけんは最後に大葉でくるっと包んでいただくと食べやすいです。

最後はもう刺身がありませんので、私は大葉に少し醤油をつけていただきます。そのほうが、味覚が締まるので美味しく感じます。

ともあれ、お皿の上の食べられるものは残さずいただいたほうが、お皿の上の景色も美しいですし、美しい食べ方で食材や店主への礼を尽くします。

和食がもっと楽しくなる!正しい作法を知る日本料理のテーブルマナー


大人の美学!SACHIKO'sデイリービューティー

美容家歴27年、化粧品会社に勤務後企業し、アンチエイジング中心の日々を送っています。といっても、難しいことをするのではなく、身近なアプローチでコツコツ型の取り組みです。また、長年の経験を活かして、クライアントのインフォマーシャルや通販番組に出演、美容講師、社員教育の仕事を請け負っています。身に付けると人脈が広がる「オトナ磨きのテーブルマナー講座」を開催。皆様に素敵な情報を発信して参ります♪

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