エイジングケアには化粧品のライン使いがいい理由とは

はじめて化粧品を使用する場合、大抵の人がライン使いで使用しています。「ライン使い」というのは、同一ブランのスキンケアをトータルに揃えること。一般的なのが、化粧水+乳液または美容液+クリームです。最近では美容液が多彩になり、乳液を使用する人は少なくなっているようです。

ライン使いをするきっかけは、肌の悩みを改善したい、あるいは今使っている化粧品では物足りなさを感じているなどで、何か目的があって探している時に、気に入った1点を見つけたときに必ずそのラインで購入していると思います。たとえば、化粧水が無くなったので、何か新しい化粧水を探していて、気に入ったのがあったとします。そうすると、なぜか乳液とクリームも揃えて購入する人が多いです。

あるいは、クレンジングを探していて、一緒に洗顔料も揃えるという場合もありますね。そう、気づきましたか?ポイントは「揃える」ということ。それがライン使いということ。1つ気に入ったものがあると、それに合わせて同じメーカーで揃えたほうが肌に良い、効果があるという心理から揃えて使っている人が多いと思います。

では、本当に化粧品はライン使いが良いのでしょうか?それとも、こだわる必要がないのでしょうか?気になるところだと思いますので、説明していきたいと思います。


【ライン使いってなに?】

ライン使いとは、化粧品会社の同じブランドの製品を揃えるということです。同じメーカーでもブランドつまり銘柄が違うとライン使いとは言いません。

同じメーカーでも、いろいろなラインで化粧品を作っているところもあります。逆に、私たちはブランド名は知っているけれど、メーカーは知らなかったというケースもがあるかと思います。

たとえば、資生堂では「エリクシール」「HAKU」「クレ・ド・ポーボーテ」などがありますし、花王では「ソフィーナ」「エスト」「キュレル」といったように、化粧品のコンセプトによってブランドを分けて作っています。

各メーカーのコンセプトはさまざまですが、一般的には年代別のコンセプトでブランドを分けています。さらに、肌の悩み別に、「美白」「エイジング」「肌質」といったように多岐にわたって作っているところもあります。

本来の目的にあった化粧品選びをする必要がありますから、敏感肌で悩んでいるなら、それに特化して作られているブランドを選ぶべきでしょうし、たるみが気になる場合は、エイジングに特化したブランドを選ぶようにすることがライン使いの基本になります。


【ライン使いにするとどんなメリットがあるの?】

各ブランドにはそれぞれコンセプトがあり、トータルでの使用感、有効性、機能性による相乗効果により、理想の肌へ導くように作られています。ですから、肌の悩みに対してスムーズに改善することができますし、トータルの美容成分のバランスがベストなため、肌に合わないとか肌荒れを起こすということが少ないです。

ですから、肌にあったブランドが見つかると、長く愛用することができますから、肌にとっても負担の少ないケアができます。逆に、もしライン使いで肌に合わないと感じたら、実はそのコンセプトが肌に合っていないとか、肌の見立てが間違っていたということが分かりますので、次のブランド選択のときに大きなヒントになり、消去法で探しやすくなります。

これが、バラバラのライン使いをしていると、どのアイテムが肌に合わないのか、との製品の相性が悪いのかという判断は極めて難しいです。また、ラインのどれか1つが欠けると、ブランドのコンセプトが崩れるので、期待する効果が得られにくくなりますし、違うブランドの組み合わせによって、配合成分の相性が悪いと肌荒れを起こす場合もありますので、基本はライン使いでお手入れすることをおすすめします。


【ライン使いをすると困ることってある?】

今や化粧品の数や種類が豊富にありますので、自分の肌に合う化粧品を探すことは難しくありませんが、肌の悩みや肌質は十人十色です。ライン使いで、一人一人の水分量や皮脂量、皮膚の状態に100%応えるのは無理があります。化粧水の潤い感や美容液の保湿力が物足りなかったり、クリームの油分が多かったりと、一長一短は少なからずあると思います。肌に合わないマイナス面があると、目的までの道のりを遠ざけてしまいますし、別の肌トラブルを引き起こさないとも限りません。ブランドラインの1つ1つの製品を肌で良く確かめることが必要です。

また、ラインで揃えてしまうと、季節が変わったときに「総取り換え」という場合もあります。肌へのアプローチとして季節も視野に入れる必要がありますので、春夏用に適したライン、秋冬用に適したラインという具合に、肌の衣替えに合わせて揃えるとなると、費用面での負担があるかと思います。その場合、残っている化粧品の保管方法にも気を配る必要があります。特に防腐剤無添加のものは使用期限がありますし、使用中の保管場所も限られているものもありますので、使い残しのないように使用しましょう。


【肌が気持ちよく使えるライン使いをしよう】

ライン使いが100%良いというわけでもないし、バラバラのブランドの選択は製品の相性の不安と肌トラブルの心配があります。どちらも多少のリスクがあるということです。理想の肌へ近づけるのも一筋縄ではいかないですね。

私が一番良いと思う化粧品のライン使いは、一年中化粧品のアイテムを替える必要がなく、1つひとつに満足度が高いこと。そして、化粧水+美容液+クリームの3ステップ、たくさんのアイテムが要らないこと♪

(by SACHIKO)


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美容家歴27年、化粧品会社に勤務後企業し、アンチエイジング中心の日々を送っています。といっても、難しいことをするのではなく、身近なアプローチでコツコツ型の取り組みです。また、長年の経験を活かして、クライアントのインフォマーシャルや通販番組に出演、美容講師、社員教育の仕事を請け負っています。身に付けると人脈が広がる「オトナ磨きのテーブルマナー講座」を開催。皆様に素敵な情報を発信して参ります♪

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