こんにちは。今回は日本橋にあります『懐石料理 はし本』さんで和食のテーブルマナー講座を開催しました。コレド室町を横目に、福徳神社の前を通り、少し先に趣を凝らした店先が現れます。人気のようで、次から次へとお客が入っていきます。
案内された個室でミニ懐石料理をいただきました。テーブルには大きな折敷が置かれていましたが、膝に置くナプキンは無し。この場合、口元を拭くときは懐紙を使用します。
懐紙はお席に着いたらさりげなく出して、折敷の左側に縦に置いておきます。食事が始まってからゴソゴソと出すのはお控えください。そして、お席に着かれた方から順におしぼり(お手拭き)を出してくださいますので、出されたタイミングで使うようにしましょう。
お料理をいただく前から作法は始まっています。さて、先付けから始まり、お椀、お造里、揚げ物、煮物碗、食事、甘味という流れです。どのお料理もいきなりお箸を持ち上げるのではなく、まずはしっかり目食をして季節感を味わいましょう。今回は重陽の節句を意識された先付のごま豆腐(中に菊が入っていました)と器から始まりました。
お料理をいただきながら、細かく食卓作法をお伝えしました。ご自宅で練習していただきたいのは、お豆腐の食べ方、お魚の食べ方、ご飯の食べ方です。身近なところで「品」が隠れている人になれます♪
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